※2018/11/9更新
先日Zabbix4.0を構築したので、とにかく監視設定をしてみたくて、色々調べた結果、
VirtualBoxがあればVyOSというソフトウェアルータをNW機器として監視できるようだったのでどうにか設定してみたメモです!わかりづらいなどあればコメントください!
よろしくお願いいたします!
環境
・Zabbix-server
CentOS7 (minimal) on VirtualBox
IF1:Nat
IF2:ホストオンリーアダプタ接続
(IP:192.168.56.150)
DB:MariaDB
SNMP COMMUNITY:kusomemo
(※任意の名前で監視対象(VyOS)と合わせる)
私が使っているPC(のメモリが8GBの物)です!
私は今このPCのメモリを現在では32GBにアップグレードして使っています!笑
安くなりましたよねメモリ。SSDも安くなってるので買い換えたいです!笑
・VyOS
VyOS(Ver1.1.8)※2018/11/7時点で最新版は1.2.0です。
IF1:ホストオンリーアダプタ接続
(IP:192.168.56.151)
SNMP COMMUNITY:kusomemo
(※任意の名前で監視サーバ(Zabbix-server)と合わせる)
◆Zabbix-server構築
こちらはこの手順(CentOS7用)かこの手順(Ubuntu1804LTS用)をご参考にインストールお願いいたします。
※以降の手順はCentOS7ベースで進めます
~~~Zabbix-Serverの構築後からのスタートです!!!~~~
Zabbixブラウザからの作業
・日本語化
→右上の人型マークをクリック
LanguageをJapaneseに変更しておきましょう。
5分ほど待つと、ブラウザにZabbix-server(自身)から
Zabbix-AgentのUnreachアラームが出ますので、まずはこの障害を解消しておきましょう。
teratermでの作業
Zabbix-serverへteratermからアクセス。
・Zabbix-agentのステータス確認
systemctl status zabbix-agent
・Zabbix-agentの自動起動をON
systemctl enable zabbix-agent
・Zabbix-agentの起動させる
systemctl start zabbix-agent
・Zabbix-agentのステータス確認
systemctl status zabbix-agent
→これで、ブラウザ側でも5分ほど経てば障害アラームが消えるはずです。
VyOSの構築
VyOSとは・・
VyOSは、オープンソースで開発されているネットワークOSである。主にソフトウェアルータとして運用される。
Debian GNU/Linuxを基盤として開発されている。
wikipediaによるとこんな事を書いてました。
私もよくわかりません。。。笑
Virtual Boxにインストールします。
VirtualBoxを起動
Virtual Boxマネージャ→新規→名前「VyOS」→タイプ「Linux」
→バージョン「Debian (64-bit)」
メモリ:1024MB(512MB程度で可)→仮想ハードディスクを作成する→作成→VDI→次へ→可変サイズ→次へ→2GB→作成
出来上がったVyOSのネットワークアダプタがホストオンリーアダプタ接続に変更して、ダブルクリックで起動させる。
→フォルダボタンをクリックしてVyOSのisoイメージファイルを選択
→開く→起動→立ち上がるのをまつ。
初期ユーザーとパスワードでログインします。
user : vyos
password : vyos
・インストール
install image
Would you like to continue? (Yes/No) [Yes]:
→yes →Enter
Partition (Auto/Parted/Skip) [Auto]:
→(何も入力せずに)Enter
Install the image on? [sda]:
→(何も入力せずに)Enter
This will destroy all data on /dev/sda.
Continue? (Yes/No) [No]:
→yes →Enter
How big of a root partition should I create? (1000MB - 2147MB) [2147]MB:
→(何も入力せずに)Enter
What would you like to name this image? [1.1.8]:
→(何も入力せずに)Enter
Which one should I copy to sda?
→(何も入力せずに)Enter
Enter password for user 'vyos':
→vyos(にしておきます※任意) →Enter
Retype password for user 'vyos':
→vyos →Enter
Which drive should GRUB modify the boot partition on? [sda]:
→(何も入力せずに)Enter
プロンプトが帰ってきたら、VirtualBoxにの上のメニューから
デバイス→光学ドライブ→仮想ドライブからディスクを除去→強制マウント解除し、
VirtualBoxのコマンド入力画面から再起動させます。
・再起動
reboot
→yes
※何度か試しましたが、たまに再起動できなかったので、できなかった時は「×」で閉じて、「仮想マシンの電源OFF」でもOKです。
VyOSの仮想マシンが起動するまで待つ。
vyos login:vyos
password:vyos
・configモードへ移行
configure
・IPアドレス設定
set interface ethernet eth0 address 192.168.56.151/24
・SSH設定
set service ssh
・設定の反映
commit
・設定の保存
save
この時点でwindowsのコマンドプロンプトからpingを打っておくといいと思います。
もしVyOSまで届かない時はVirtualBoxのアダプタ設定(ホストオンリーアダプタになっているかどうか)を確認したり、Zabbix-ServerからVyOS宛へpingをうってみたり、VyOS側からホストオンリーアダプタの(192.168.56.1)へPING打ってみたり、いろいろ試してみてください!
ここからはteratermでアクセス
IPアドレス:192.168.56.151
user:vyos
PW:vyos
・設定モードに入る
configure
・snmp設定
set service snmp community kusomemo
・監視サーバからのアクセス
set service snmp community kusomemo authorization ro
・trapの送信先設定
set service snmp trap-target 192.168.56.150
・SNMPインターフェースの設定(待ち受けIPアドレスとポート番号)
set service snmp listen-address 192.168.56.151 port 161
・変更のコミットおよび設定保存
commit
・設定保存
save
これでVyOS側(監視対象)の構築作業が完了です。
以降はZabbix-server(192.168.56.150)での作業
Zabbix(監視server)側でも、VyOS(監視対象)と
snmpでのやり取りができるようにしていきます。
MIBとかOiDとかよくわからないので詳しい方教えてください。。
詳しくなりたい。。泣
勉強しよう。。。
・snmp関連PKGインストール
yum -y install net-snmp net-snmp-utils
・SNMP疎通確認
snmpwalk -v 2c -c kusomemo 192.168.56.151 .1.3.6.1.2.1.1
→Zabbix-serverからVyOSに対してMIBの取得ができている事が確認できました。
Zabbixブラウザ作業
Zabbix-Severへ監視対象(VyOS)の追加
・ブラウザから追加
TOP画面より「設定」ー「ホスト」をクリックします。
「ホストの作成」をクリックします。
・「ホスト名」「所属グループ」に任意の名前を入力
ホスト名:VyOS_Host
所属グループ:VyOS_Group
→「VyOS_Group新規」が出たらクリック
・SNMPインターフェースの「追加」をクリックして、
SNMPインターフェースに監視対象のネットワーク機器(VyOS)のIPアドレスを入力
192.168.56.151
そのまま「テンプレート」タブをクリックします。
新規テンプレートをリンク項目に追加するため、
「選択」をクリックします。
※今回は「Template Net Juniper SNMPv2」でいきましょう。
おそらく、これといって正解はなく、
・Template Net Network Generic Device SNMPv2
・Template Module ICMP Ping
などでもOKで、監視項目が変わるみたいです。(CPUとか温度とかその辺)
複数選択する事もできるようなので、複数選択してみるのもOKだと思います!
チェックを入れ「選択」をクリック。
「追加」をクリックします。
マクロタブ選択、
マクロ:{$SNMP_COMMUNITY}
値:kusomemo
→追加
「追加」をクリックします。
監視対象のVyOSをZabbix-Serverに見つけさせます。
「設定」→「ホスト」→VyOS_Hostの行の「ディスカバリ」をクリック。
LLDの初期設定は1hです。
1時間経過しないと、ネットワーク機器のポート情報が反映されませんので、時間短縮のために同期時間を短くします。
ネットワーク機器(VyOS_Host)の「ディスカバリ」をクリックします。
「Network interface discovery」をクリックします。
監視間隔を「1h」→「1m」に変更し「更新」をクリックします。
もう一度「設定」→「ホスト」にもどって、
LLDの反映前の、アイテム、トリガー、グラフの数値を見ておきましょう。
アプリケーション:9
アイテム:15
トリガー:7
ディスカバリ:6
の値に変化が起こります。
(60秒で反映されます。)
LLD反映後はアプリ、アイテム、トリガー、グラフの増えて、
右側のSNMPという表示が緑色の変わります。
これで設定は完了です。
さきほど変更した更新間隔を「1m→1h」に戻しておきましょう。
先ほど監視対象に追加したネットワーク機器のトラフィックを確認する手順です。
「監視対象データ」-「グラフ」をクリックします。
ホスト:VyOS_Host
グラフ:interface eth0xxxxxxxxxxxxxx
を選択してグラフを見てみましょう。
・zabbixサーバ側からpingを打ってみましょう。
ping -s 65000 192.168.56.151
望んだ通りにグラフは動いたでしょうか?
→Zabbix-ServerとのSNMP連携(?)が5分周期になっているので、グラフが表示されるまで、少し時間がかかると思います。
ホントはリンクダウンアップを見たかったけどやりかたがわかりませんでした。。
TRAPをZabbix-Serverに表示させるには、また別の方法で
ちょっとややこしめの設定がいるみたいです。
Zabbix面白いです!詳しくなりたい!!!!!!!!
以上です!!!!
ありがとうございました!
後日、動画とlogをアップしようと思います!
下のRedmineとZabbixの本は kindle unlimitedで無料で読めますのでお勧めです!(30日無料期間に読んで解約もアリだと思います。笑)